薄い水色に染められたシルクオーガンジーに、青花の液体で下絵を写す。
(子供の頃、この花びらを爪に塗って遊んだんだよなぁ、といつも決まり事のように
実家の前のあぜ道を思い出すー今はもうすっかりアスファルトできれいになってしまった
細くて、雑草と犬の糞にみちていたあのあぜ道ーとちょっと、これまた決まりごとのように感傷にひたる。)
「青花ペン」という、ペンの先からインクの代わりに青花が出てくるもののあるけれど、
私は青花の液体を細い筆にとって、筆で下絵を写す方をどちらかというと好む。
多分小さい頃に習字をやっていて、筆を使うことに抵抗がないからかもしれない。
しかし、このオーガンジー、液体をはじくようで、書きずらい。
だからというわけではないけれど、とっても荒い下絵。
「あんまり、きっちり書いたら、その後のロウ描きが、かっちりしすぎて
おもしろくなくなるもんな」
「下絵が歪んでいるところがあっても、ロウ描きの時点で修正したらいいし」
などなど思いながらの下絵写しの作業。
結局写ししずらい生地だったのです。
ロウ描きも下絵を写すのも、綿の生地が一番気持ちがいい。
そうと分かっていても、シルクや麻は別の良さがあるわけで、バティックをほどこしたくなる。
明日は5連休の最終日。
暑さにめげずに、寝坊もしずに。
起きたらまずはヨガをしようっと。