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バティックとその周辺
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めかぶ~夜中に台所に立つ
川上弘美さんの、たしかエッセイの中に、急にめかぶを食べたくなって、夜中にまな板に向かって無心にめかぶをきざむ、というような文章がある。

「夜中に台所に立つ」ということ。(食事の準備や片付けとは別に)それから、「めかぶを無心にきざむ」と言う行為。なぜかそのシーンを実際に見たかのように頭のなかに残ってしまった。

そしてそのうち私もめがぶをきざもう、となんだかミーハーにも思っていて(これをミーハーと言うのだろうか)、
思っていたら実現した。しかも、取れてたてぴちぴちのめかぶ。

夜中の台所は特別である。

冷蔵庫のじーっという機械音。
聞こえるはずもない食べ物や食器の声。

そういう間にひっそりと収まって、もくもくと料理する。

夜の台所。

めかぶ~夜中に台所に立つ_c0133854_23353039.jpg

by tomo_kodama | 2009-03-27 23:38 | その他
ヤモリ
早く芽を出せ柿の種、出さぬと~♪と唄いながら、
庭のポットを覗き込むことが帰宅後の日課になっている。

ふとポットの先に居たものは、ヤモリ!

あら~縁起がいいわ。
ヤモリがいるなんて。 
(しかし縁起がいい、と思いつつすぐに思い出したのは、かつてインドネシアに居たとき、ヤモリが天井から落ちてきて、私に当たったときの、あのなんともいえないぞくっとした感じだったりして)

一番に芽を出したのは、ルッコラで、双葉が元気に大きくなっている。
パクチーのポットからは、パクチーらしかなる芽が一つだけ出ている。
いったいこれは何だろう? 答えがわかるにはもう少し時間がかかりそう。

ちなみにPCを置いているこの部屋にはごくごく小さいクモがいて、やはり、守れてるわ~と思っている。

家ぐもは家を守るというし、ヤモリは家守だ。
守られている、この小動物達に、と勝手に解釈。モノは考えよう。

しかし、こんなこと、母親に言おうものなら、守ってくれるオトコの人を探しなさい! と言うだろう。
クモとヤモリで十分です、母上。

ヤモリ_c0133854_2311950.jpg

by tomo_kodama | 2009-03-26 23:03 | その他
今日は種まきにもってこいの日
今朝は日がずいぶんと高くなってから目が覚めた。
薄いカーテンごしに、とてもいい天気なのが分かり、えいやっ、と起きる。

種まきしよう。

ずいぶん前に、捨てられる直前のところを、貰い受けた古い小さな本棚には引き出しが2つ付いていて、
そのうちの一つは、知らない間に種を入れる引き出しになっている。
土のあるところに住んだ時に植えよう、とずっとしまったままにしていた種が数種。

釈迦頭(英名 カスタードアップル)の種。
トケイソウの種。
スイートポテトとメモの書かれた種。(種の形をみて思いだした。これはたぶんインドネシアで食べて、もって帰ってきた種だ。一見ジャガイモ色のキウイのような果物。歯ごたえの悪い柿のような味の、”洗練された味”というものがあるならば、その対極のような味のする果物。インドネシア名はすっかりわすれた。)
あと、名前のメモもない親指の先ほどもある大きな種。たぶんみすず先生からもらったやつだ。
それに、ルッコラとパクチー。

小さなポットを用意して、いそいそと種まき。土がふっくらと入ったポットが並ぶのはなかなか愛らしい。

たとえば近くのコーナンで買ってきた種をまく、という方法ももちろんありだが、わたしとしては物語が欲しい。

たとえば、ルッコラの種は、ドイツのドナウイシンゲンのスーパーで買ったもの。ドナウ川の源流がある街。この小さな町は、その町の中心から離れると、白や黄色の小さな花でうめつくされた、だだっ広い場所が広がっていて、綿毛がふわふわとんでいて、文字通り、お花畑。そんな時期に買ったもの。

トケイソウは、いっとき一緒に住んでいた「さえさん」にわけてもらったもの。
さえさん、元気だろうか。

パクチーは、インド人の女友達から、彼女の帰国の際にもらったもの。「トモ、まだ蒔いてなかったの!」と彼女の声が聞こえてきそうだ。

そんな風にわたしだけの物語のがあるのは楽しいこと。


ところで、「~するのにもってこいの日」と思うときはいつだって、「今日は死ぬのにもってこいの日」という本のことが頭にある。アメリカンインディアンの言葉を集めたこの本を本屋さんで見かけたのはもうずいぶん前、多分高校生のころのことで、そのときの衝撃は今でもずっと衝撃のままわたしのなかに残ってしまった。

死ぬ日、というのを自分で選らぶ。

たとえば、今日みたいにとても天気がよく、そんな日に「今日は死ぬのにもってこいだ」と感じて、生を終える。
そんな手段、というか、生き方というか、そういうものあるなんて想像だにしていなかったから。

あと何十年が生きて、おばあさん、と呼ばれる年になったとき、
身の回りのことをすっかり整理して、
ある日、「死ぬのにもってこいの日」だと感じて、死ぬことができるような生き方。
わたしの究極の理想。

今日は種まきにもってこいの日_c0133854_22112596.jpg

by tomo_kodama | 2009-03-15 22:14 | その他
舐めるようにインドを旅したい~「パレオマニア」池澤夏樹
大英博物館で心に留まった展示物の、その「出所」を旅する。そんなテーマの本。
インドの章もあって、読んでいたらたまらなく出かけたい気分になった。

何日も何日も、ゆっくり時間をかけて、その土地の言葉なんかも覚えながら、
インドの地を舐めるように旅したい。
そんな気分に駆られている。

そう思っていたら、おかっぱに切ってしまった髪の毛を、また伸ばそうかと思えてきた。
旅人におかっぱは頭は似合わないから。
by tomo_kodama | 2009-03-11 23:27 | その他
「かわいい」という表現
ここのところ、自分に課していることの一つに
「かわいい」という言葉を使わない、といことがある。

いいな、と思うものを見たとき、すぐさま「かわいいー」っと発するのは、あまりに安直じゃないか、と
誰かが指摘していたような気もするけれど、私もそう思い、その一方で、やはり「かわいい」を多様している
自分にも気がつく。

そこでしばらく「かわいい」を使わないように気をつけることにしたのだ。
代わりに、別の言葉を捜す。が、以外にかわいいの代用となる言葉はすっと口からでてこないもので、
往々にして「かわいい」をぐっと飲み込んで別の言葉を捜している。

「きれいな形」「うつくしい」「雰囲気がある」「風合いがいい」「ただずまいがいい」

けれど、結局「かわいい」の守備範囲は広くて、ココロの中ではまず「あっ、かわいい」と発している。

なんか、この課題に意味があるのか、ないのか、自分でも良くわからないけれど、
一人遊びであり、言葉のゲームである。
ここでやめるのは負けを認めるみたいで、しゃくにさわる気もするので、
もうしばらく続けて、「かわいい」以外の言葉を、すっと使えるような人になろう、とひそかに思っている。
by tomo_kodama | 2009-03-10 23:21 | 本を読む
その手があったか
来週の月曜日から、ドイツに行くことになっている。
行くことになっている、というのは、私の意志ではなく会社で決められたことだから。

仕事がらみ、ということもあって、いつもちっとも気分が盛り上がらない。

自分で決めて海外に行くとなったら、もちろんその国の情報を調べて場合によっては言葉だって勉強する。

今まで、買った語学系の本といえば、一番熱心に取り組んだインドネシア語に始まり、タイ語、中国語、ヒンディ語、ベンガル語、本は買っていないけど、フィリピン語や、マレー語なんかも、かじったことがある。
いまだに学びたいと思ってる言語もあって、そればアラビア語(世界の言語の中でもかなり美しい音をもった言語だと思っている)、スウェーデン語(トーベ・ヤンソンの著作を原語で読みたいので)、スワヒリ語(東アフリカに行ったときに役にたつはず)、それなのに、毎年のように訪れるチャンスのあるドイツの言葉をやってみよう、という気が起こらない。
ドイツのことを少し勉強しよう、という気もイマイチ起こらない。

どうしてだろう?

そんなことを考えていた。

仕事で訪れる、ということを省いても多分ドイツという国に対する興味が薄い。
一つには、「混沌」とした部分があまりなさそう、ということが挙げられるかもしれない。
行き先がフランクフルトではなく、もっと地方のたとえばチェコに近いエリアだったら、気持ちも持ち上がるかも。

そんなことを考えていて、ふと思いつた。

あれが使える。

そう、あれ。インドの旅で買ったお湯を沸かす道具。プラグの形も同じじゃないか。

家に帰って「旅の道具」が入っている袋をひっくりかえして、確認した。やっぱり、使える。ふふふ。

これがあれば、ホテルの部屋で夜中にコーヒーを入れることもできる。
今回泊まるホテルは2つ星の安いホテルだから、お湯を沸かすポットがあるかどうかは不明だ。
(これが中国だったら、どんな安いホテルでも、ドミトリーでもお湯の入ったポットがあるのに!)
ポットがあっても、これを使ってみよう。

ビジネスホテルに泊まって、上司や取引先と食事し、昼間はスーツを着て仕事する。そんな滞在だけど、ホテルの部屋では、このインドで買った「お湯セット」で、コーヒーいれて、本読もう。まるで旅に出てるみたいに。

読もうと思っている本だって、十分準備しているじゃなか。

そう思いつたら、ちょっと楽しみになってきた。

その手があったか_c0133854_22174684.jpg

by tomo_kodama | 2009-03-02 22:22 | その他