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バティックとその周辺
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「セーヌの川辺」 池澤夏樹
とても合点かいく考え方だと思った。
私が特定のものを収集したい、と思わない(あるいはしたくない)ことや、博物館や図書館が好きなことの説明がつく、と思った。

「所有したいと思わない。それはその品と自分との関係を所有という状態にしてしまいたくないということだ。ミュゼにあれば、そこにあるとわかっていれば、その品と自分との仲は見に行くという行動によって結ばれる。何度となく結び直される。状態よりも行動。まずもって動くこと。」

池澤さんは、美術館/博物館との関係を言っているけれど、
私の図書館との関係にも当てはめることも出来る。

購入して読む本、図書館で借りて読む本の間に、ゆるやかな線引きがある。

借りて本を読むというのは節約というより、所有してしまいたくない、という気持ちもあるのだ、となんとなく気がついていたのだけれど、池澤さんの本を読んでいて、「本と私の関係」を、「何度となく結び直す」関係にしたい、ということかもしれない、と思った。

たとえば、川上弘美、よしもとばなな、村上春樹、などの本は図書館で借りてよみたい。

逆に、購入したいと思うのは、いしいしんじ、高山なおみ、などなどなど。

そのゆるやかな線引きについては、もっと考えてみる必要があるな。
by tomo_kodama | 2009-02-26 21:38 | 本を読む
なぜその本を読むのか

このところずっと考えていることがある。

「富士日記」 武田百合子、は 
その長年のパートナーが亡くなる直前までの日記。

「残花亭日記」 田辺聖子、 も同じようにダンナさんが亡くなって、
その後数日までの日記だ。

雑誌か何かでこれらの本が紹介されていて、読みたい衝動にかられた。

私はいったい人が死んで行く様が読みたいのだろうか?

悪趣味だ。

そんな思いにずっと駆られていたけれど、
最近思い至ったのは、結局長年男性と女性が寄り添って生きる様を読みたかったのかもしれない、ということだ。

人間と人間の関係なんて、簡単に変わってしまう、そう痛感したことが、20代の半ばにあった。
だからだろうか、ずっと変わらない関係もある、ってことをときどき確かめたくなる。
by tomo_kodama | 2009-02-18 22:52 | 本を読む
ささやかな手作業
消しゴムについている、”変なカバー” を和紙に取り替える。

こないだ実家に帰ったときに、持ち帰った和紙。

予備校時代、
美濃和紙の和紙漉き講座に通っていたことがある。
そのときに漉いた和紙。やわらかい白い色も、その質感も、和紙っていいもんだ。
ささやかな手作業_c0133854_2147452.jpg


そして、ほんのささやかな手作業で、ぐんと気持ちが晴れやかになる。

もうずっと、小さい頃からそうで、
たぶん死ぬまでずっとそうだと思う。
by tomo_kodama | 2009-02-15 21:51 | バティック/もの作り
野口体操のこと
迷いに迷って、
きのうやっと野口体操の先生とスタッフの方にメールする。
あさっての教室でいったん、”休み”に入ると決めた旨のメール。
今日、先生からもスタッフの方からも暖かい返信が来ていた。

月に一度の教室さえ行けないのか?
と自問自答してみるが、そう決めたのは私だし、
”やめる”わけじゃない、思ったり。

始めがあれば、終わりだってあるし、中休みだってありだ。

やりたい、と思ったら、たいていのことは始めるのが性分だ。
再開したいと、強く願えるときがきたら、また始めよう。

ふーっとおおきなため息ひとつ。

教室の先日には、それはいつも金曜日の晩であるのだけれど、
お酒も控えて、大事に大事に挑んできた教室だった。

この、決断、これでよかったのかな。

なんか、とても大きなエネルギーが要る決心だった。
by tomo_kodama | 2009-02-12 23:30 | その他
一日の終わりに
久々に一日中家にこもって、あれやこれや、やる。

9時におきて、2階の部屋でヨガ(もどき)のあと、
どんどん、どんどん、気になっていたこととを片付ける。

夜の9時もまわったころ、
今日は一日誰ともしゃべらず、もくもくと稼動した日だった、と気がつく。

買ってきてあったウイスキーを入れて、
一日を終える。

あと、寝る前に腹筋を30回もすれば、今日は完璧な一日だ。
by tomo_kodama | 2009-02-11 23:30 | その他
「食堂かたつむり」 小川糸
3分の2くらいまで読み進んだところで、石橋駅に着いた。

そのまま、ココアを飲みたくなったので、少し遠回りをしてコープへ寄って、バンホーテンのココアとちょっとおいしそうな牛乳を買って帰宅。

満月でも三日月でも、半月でもない月が
くっきりと空に浮かんでいる。

飲まずに帰ってきたせいか、それとも冷たい空気のせいか、
頭がとてもすっきり。
たまにはアルコール抜きも悪かないな、などと思ってとことこ歩いていたら
途中、隣の家のおばちゃんにあって、にんじん2本をもらう。
にんじんに入ったその割れ目からプーンと強い香り。

ミルクパンでココアを入れて、なにかアルコールをたらそう、と思い立って、
ぜんぜん減らないウイリアムス、洋ナシのブランデーをたらっとたらして、
準備を整えて、残りの3分の1を読んだ。

今日は会社の懇親会。アルコールが入ったら涙腺がゆるみそうだったので、飲まずに帰ってきたのに、この本の、なんのひねりもないストーリとわかっているのに、ストレートでやられて、涙する。

図書館でずいぶん前に予約して一昨日借りた本だった。
わたしの後にも予約が入っているらしいから、明日にでも返却に行こう。
わたしはいい子であるんである。

図書館のシステムが機能するってすばらしい、本を共有するってすばらしい、って思う。
by tomo_kodama | 2009-02-06 23:17 | 本を読む