人気ブログランキング |
バティック教室のサイトへ | ブログトップ
バティックとその周辺
<   2007年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧
みちっとした柄
週のあたまから、”みちっ”とした柄をやりたいなぁ、とずっと思っていた。
なんどかやり直して、結局出来上がった柄は、わたしのイメージとしての”みちっ”とした柄、というより、ちよっとイスラム圏のタイルにあるような柄になってしまった。

”みちっ” とした、をちゃんと言葉にするならば、多分、「隙間なく柄が入っていて、豊満で、しかもどこまでも続いていく。」別の表現なら、 太平洋の女性の肉付きみたいな、とでも言ったらいいのだろうか。
体にしっかり肉がついていて、しかも、それは密度の高い肉で。

どこまでいっても抽象的な表現しかできなさそうだ。

なんにせよ、イメージとはちょっと違うけど、ひとつ柄がまとまって、今日は試し描き。
この柄をつなげれば、どこまでも、広げていける。その一番小さい単位の柄の試し描き。

ロウ描きはたのしいなぁ。 あたしはワックスホリックかもなぁ、と思いつつ。
どこまでも、つづく、ってのがミソなんだよなぁ、などとも思いつつ。
by tomo_kodama | 2007-09-30 23:45 | バティック/もの作り
シズノ先生のこと
毎週木曜日は洋裁の教室の日だ。
終戦時に二十歳だった、と言う、シズノ先生と、ほぼマンツーマンの教室。

「あんたが、来るの待ってたよー。今日はズボンの製図をやりなさい! 最近、わたしが死んだら、どうするのー、って思うの。ひとつでもふたつでも、わたしが生きているうちに勉強しなさい」

いつもは、わたしの好きな用にやらせてもらっていて、わからないことがあったら、先生に教えてもらうスタイルの教室。
たいていは、先生の戦時中の話に始まり、阪神の話(ときにはTVをつけて、阪神の試合にけちをつけながら、阪神が勝っていれば「洋裁どころじゃない」となり、負けていれば「洋裁はもう教えてやらない」となる)、先生のお孫さんや、子供さんたちの話。それからあんたも、はやく結婚して子供生みなさい、そんなことまで、2時間余りの時間を手も口もフルに動かしての教室だ。

なのに、前回は、先生がなにか思うことろがあったのか、わたしの姿が見えるやいなや、いきなり製図を勉強しなさい、ときて、私はちょっと面食らった。
「あたし、もうすぐ死ぬのかな、虫の知らせかな」と、しずの先生。

その言葉に、私は返す言葉が出てこなかった。

実は、数回前のレッスンで、先生のおしゃべりがふっととぎれ、一瞬先生が眠ってしまったかのように、思えたことがあった。その瞬間、わたしは、あ、先生亡くなるかも、っと思ったのだ。
おしゃべりが途絶えて、先生の”気”が消えかかりそうになったのだ。(わたしがそう感じただけかもしれないが)
そして、その時、わたしは”あちら側”に行きそうな先生を呼び戻す必要はない、と感じていた。洋裁の最中になくなるのだとしたら、それは先生にとってきっとごく自然で、家族の方も納得いくだろう、とすら思った。

なぜか。
それは先生が80を越した今でも、十分に人生を楽しんでおられることを、わたしはよくよく知っているから。
今なくなっても、先生はご自分の人生を悔いることはない、と先生のお話から聞いて分かっているから。

しかし、死期を感じているような発言を前に、わたしは、やっぱり言葉をつまらせることしかできない。

来週も、定時きっかりに仕事を終えて、飛ぶように教室に行く。しばらくは製図の勉強をさせていただこう。とにかく、今はそう思う。
by tomo_kodama | 2007-09-21 23:29 | その他
蜘蛛、出来上がる
朝から、ろくに食事もとらず、染め、脱ロウをやって、その後、出来上がったものを見ていたら、すごくいいアイディアが浮かんだので、それを紙に書き付ける作業をしていた。気がついたら夕方。ずっと部屋にこもりきりだったので、いつものパン屋とコープへ。

昨日、そういえば、旬屋で、石橋にいることは、「旅先で、居心地にいいカフェをみつけて、しばらく、この街にとどまるかぁ」 そんな感覚に似ている、と思った。
旬屋の居心地がよくって、しばらく、石橋にとどまるかぁ。 そういう感じ。

まだ 旅の途上、なのかな、と思って、ほんのちょっとだけ悲しくなった。酔ってたのかな。

妹みたいに思っている友達が今日アメリカへ旅立った。
大きなお腹を抱えて。
そのことがあるから、ここにとどまるとか、次の場所にいくか、とか、そんなことをまた考えてしまっている。

しかしながら、”どこに住むか”についてではなく、今日思いついた”いいアイディア”に私はひどくわくわくしてて、しばらく、そのことに夢中になりそうな予感だ。

蜘蛛、出来上がる_c0133854_200461.jpg

by tomo_kodama | 2007-09-17 20:03 | バティック/もの作り
編み物熱、ひとまず完結。
この三連休でかばんを仕上げよう、と思って、道具を買いにいったのが、金曜日。
そして翌日、土曜日、始めて革に挑戦。

革って、厚みがある分縫うのが大変なのじゃないか? との思いは、やってみてそうじゃない事が分かった。端の処理をしなくてよい分、楽だ。
薄い豚革を使ったせいもあり、思った通りの仕上がり。ファンキーなかばんの出来上がり。ふふふ。

次に考えるのはやっぱりアルパカの毛糸。やりたいなぁ。
10年以上禁止してきた編み物を解禁してしまった今、やるんだったら、ちゃんと形にすること、”手作りっぽくない” 妥協のないものを作ること。 いかにも自分で編みました、ってのは苦手なので。 それは他のものを作るときでも言えることだけど。

明日は連休最終日。週末友達がやってくるので、気合を入れて掃除しよう。金、土、と飲みすぎたので、ヨガもするべし。


編み物熱、ひとまず完結。_c0133854_22485295.jpg

by tomo_kodama | 2007-09-16 22:51 | バティック/もの作り
続 編み物熱
先日阪急百貨店の手芸コーナーで、アルパカの毛糸を見つける。ナチュラルな色で、軽くてあったかくて。2年前に酔っ払った勢いで買った、アルパカのセーターもそれはそれは、軽くてあったかい。

毛糸、ほしいな、ほしいな、と思ったけれど、裂き布のかばんを作りかけだし、と思ってぐっとがまん。

それで、今日は続きを決行。
編み上げて、サイドを合わせて、長方形のかばんの形に整える。
あと、内布ともち手をつければ出来上がり、なのだけど、ふと思って、頭にかぶってみた。
それが、自分でいうのもなんだけれど、似合う!

すごく奇抜。ファンキー。

この平坦な顔に、どうして、こんな色の組み合わせの帽子もどきが似合うんだろう?

ちょっと考えて、たぶん、それは大好きなインドの布を使って作ったから、ということにしておく。


布は全部ビーナにもらった布たちなので、出来上がったら”ビーナ”って名前をつけようと思っている。

さて、予定通りかばんに仕上げるが、それとも、このまま、帽子にしておくか。
しばらくまた、悩むとする。うれしい悩みだ。

明日は洋裁。しずの先生の日。
by tomo_kodama | 2007-09-12 23:46 | バティック/もの作り
全然違う所
日曜日の晩の、友達の”いってらっしゃい会” (妹みたいに思っている友達がアメリカ、あぁ、しかもアメリカ!に行ってしまうのだ)に続いて、昨日はバナナホールでのライブ。
OKIさんのトンコリを始めて聴く。もろもろ思うことはあるのだけれど、今日はもっぱら"移動すること” について考えた。

というのも、きっと、今、池澤さんの本を読んでいるからだ。それに、親しい友達が旅にでているから。

7月にバングラディシュに行って、”どこかへ行きたい欲求”は落ち着いていたのに、
ちょっと涼しくなって、元気になってきたら、やっぱり出かけたい。
”全然違う所”へ。  

年末の休みが9日間あることに気がつく。それで、じゃあどこへ出かけよう、と思う。私にとって全然違う所とは、言葉が違って、食べ物が違って、宗教が違って、人の見た目も違って、気候が違って(できれば暖かい所)。それらすべてが「ニホン」と違う必要はないけれど、自分がその土地に居て”異端”であることを感じられる所。そして現実的には9日間で行ってこられる所。

アジアのどこかだろうな。

できれば、ちょっとバスなんかに乗って、移動を伴うような。
すこしだけの荷物を背負って。

心の中に沖縄という選択肢がある。私にとって沖縄は全然違う所のはずなのに、未だ行けないでいる。時間的にも金銭的にも行けるのに。
年末沖縄にいる自分も、やっぱり、想像できない。その感覚が気持ち悪くて、その原因(行けないでいる原因)を知りたい。行ってみたいのに、そこに居る自分を想像できない。(そして、想像できないことは実現しがたい)。


話を池澤さんに戻すのだけれど、彼の写真がたっぷり載った、「池澤夏樹の旅地図」という本を借りてきた。 著書の全ガイドなんかも乗っている。
池澤さんがどこの土地に興味を持ち、どんなことを考えているのか、とても知りたくて、きゃーこればほとんど恋状態。というのは、言い過ぎか。ま、言い過ぎだな。でも、彼の言葉も風貌もダンディで、ひどく好きなのだ。
by tomo_kodama | 2007-09-11 22:38 | その他
沢木耕太郎さんの日記
もうかれこれ20年くらい日記をつけているが、人が書いた日記を読むことも好き。

図書館に、気になっていた沢木耕太郎さんの日記”246”を発見。嬉々として借りてくる。

今月は図書館の都合で返却するまでにたっぷり時間があるので、ゆっくり読める。
一気に読んでしまう本、少しずつ読み進めたい本、とわけるなら、この本は後者。

旅に出たことのある人の本が好きらしい。沢木さんも、池澤さんも。

ちなみに、過去の自分の日記もけっこう読むとおもしろい。
by tomo_kodama | 2007-09-06 23:20 | 本を読む
蜘蛛の目
蜘蛛柄をやってたら、蜘蛛の目がどこについているのが知らないことに気がついて、
調べてみると、蜘蛛って8つも目があるそうな。


そして今日のBGMはBBCのワールドミュージック番組(ラジオ)。
かなり今日も選曲がいい。
いい気分なので月曜だけど、少し飲む。
モンゴルの女性歌手の曲が、もう哀愁ただよって、力強くてたまらない。

だから今日は何もしないで、飲みつつラジオから流れる音楽に浸り、いまこの日記を書く。

蜘蛛柄がひどく気に入っているので、しばらく蜘蛛シリーズをやろう、
にやにやしながら白生地をあれこれぴっぱり出して考えてみる。

”ひどく好き”とか”ひどく気に入ってる” ”ひどくおいしかったので” とか、そういう言葉の使い方が好き。
とても、でもなく、めっちゃでもなく、もちろんチョー(超)でもなく、”ひどく”。
by tomo_kodama | 2007-09-03 22:32
蜘蛛柄 2
大好きなオコト友達と久々に飲みに行ったのに、わたしは彼を置いて、勝手に帰ってきてしまった。

それで夕方の4時ごろまで寝たり起きたり。
悪夢をみているような感じだった。

8時ごろ誤りの電話を入れる。
やっとぎゅっと心臓をつかまれていたような感覚が解ける。

それから気を取り直して蜘蛛柄のつづき。

蜘蛛柄 2_c0133854_239223.jpg

by tomo_kodama | 2007-09-01 23:09 | バティック/もの作り