バティック教室のサイトへ | ブログトップ
バティックとその周辺
カテゴリ:本を読む( 91 )
「小さないじわるを消すだけで」ダライ・ラマ14世✖️よしもとばなな
よしもとばななさんの著書の多くを読んできた。
でも最近は小説の人間関係の設定の突拍子の無さや、人が亡くなる設定が多いことにちょっと疲れて、彼女の本から少し離れていた。

このささやかなサイズの本は、彼女の考えが端的にまとまっていて、私はよしもとばななさんの事をぜーんぜん分かっていなかったんだなぁ、と思った。
もう一つ、彼女もダライ・ラマ法王も「若い人がもっと海外に旅すべきだ」という事を言っていた。それは私も常々思っている事でもあり、誰かにその事を伝えたい気持ちになった。このページだけコピーさせてもらって、甥に送ってやろう、などと思う。

それから、私が今までにしてきた「小さないじわる」をあれこれと思いめぐらせ、もう手遅れだなぁ、とやるせない気持ちにもなった。
一度口から出てしまった言葉は巻き戻しできない、と言う様な事を、信頼する友達に言われたような、それとも別の本で読んだのだったろうか。

いずれにせよ、この本を図書館の”おすすめの本”のコーナーに置いてくれた司書の人と、今日たまたまこの本に目がいった事をありがたいと思う。
c0133854_23291773.jpg




[PR]
by tomo_kodama | 2018-08-13 23:35 | 本を読む
「夜の木」シャーム/バーイー/ウルヴェーティ
「夜の木」は、インドにあるターラーブックスという出版社が発行している絵本。紙は手漉き、印刷は一枚一枚シルクスクリーンで印刷し、製本は一冊一冊職人が行う手製本、という現代に置いて稀な本。

本を手にして中を開いた途端、ウワーッと気分が高揚した。
こんな本を作っている人が(しかも手がとどく範囲の金額で)世の中にいるのか! という衝撃。
そして、インドで作られたその本を日本で紹介している人がいる、という驚き。

とても良いものが、そのまま真っ直ぐに自分のところへやってきた、その嬉しさが体の中から込み上がってきたのを感じた。

インド、行きたい。
c0133854_21223325.png



[PR]
by tomo_kodama | 2018-07-11 21:23 | 本を読む
「薬石としての本たち」 南木佳士
今まで読んで来なかった作家に、何かのきっかけで出会えるのは幸せなつながりで、その作家が読んできた本について書かれたエッセイであれば当然読んでみよう、となる。

紹介されている本のうち数冊は、今の自分が必要としてるカテゴリーであることに驚く。

長年愛用しているモレスキンの帳面に、読むべき本としてメモをとる。

年が明けてイマイチ体調がすぐれないない、と感じつつも、本を読むエネルギーは残っていると気がついた。

ちなみに「薬石」とは禅宗で「夕食」のこととか。

c0133854_21163695.png


[PR]
by tomo_kodama | 2018-01-07 21:19 | 本を読む
「茨木のり子の献立帖」 コロナ・ブックス 平凡社
「茨木のり子の家」は相当好きな本で、「茨木のり子の献立帖」はその次に好きな本。
茨木さんの直筆の日記、当時のメニューを再現した写真とレシピ。それから、彼女の家の写真。
特に「献立帖」の方は、台所周りの写真が数枚載っていて、何度も何度も飽きずにみてしまう。
使っていた器や、壁に掛けられた布、台所の道具。私の好みと近いからか、とても親しみが持てる。
寝る前に、布団に潜って眺めるのにぴったりの気持ちを落ち着かせてくれる本。


c0133854_21562968.png


[PR]
by tomo_kodama | 2017-11-03 22:00 | 本を読む
「アフリカの日々」アイザック・ディネーセン
少し長距離の移動をするときに携えていった本が、その時の気分にあっていて、移動の間中読書を楽しめることは無類の喜びだ。っと書いたらとても大げさだけれど、旅の伴侶に選んだ一冊を楽しく読めることはやはりとても嬉しい。

昨年「冬の物語」を読んで以来、一気にファンになったアイザック・ディネーセンの自伝的記録。
10代の頃、アフリカに行くことが夢だった私にとって、植民地時代のアフリカ暮らしの記録はとても興味そそられるものがあり、文章を目で追いながら、お腹の底から興味の泡が湧き出ては消えていくのを感じる。
ストーブにかけたヤカンのお湯がプツプツと沸くように。

c0133854_2138398.jpg

[PR]
by tomo_kodama | 2017-01-22 21:39 | 本を読む
「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴
今年一番心に残る本、読んでよかった本、だと言い切れる。

出先の東京でふと時間ができたので、本を買ってコーヒーを注文して都会の街並みを眺めながら読み始める。すぐに、本に没頭し泣きそうな気分になったのは、母親がいかに料理をしてくれたか、ということについてまじまじと考えずにはいられなかったからだ。

今でも思い出す。
夕食も終わってからの遅い時間、台所に小さな明かりを灯して、なにやら炒め物をする母親。
「こんな時間に何作ってるの?」と私。
「明日のお弁当のおかずだよ」と母。
それは、レンコンのきんぴらでした。

食べることを大事にできる自分に育ててもらった事へのありがたさにジーンときながらも、大衆のコーヒー屋さん、いわゆるスターバックスのような場所で本に集中できることに少し驚く。

あぁ、東京の人は静かなのだ。
大阪じゃこうはいかない。誰かが面白い話に花を咲かせているから、とても読書などできないのだ。などと、分析する。

c0133854_22333081.jpg

”一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います”
文中より。
[PR]
by tomo_kodama | 2016-12-12 22:36 | 本を読む
「冬の物語」 イサク・ディネセン
映画を観る前に少し時間ができたので、大きくて人もまばらなジュンク堂をうろつく。

本の表紙の絵が目にとまり、それからその本は随分前に新聞の書評で読んで、読んでみたいなぁと思っていた本だと気が付く。

表紙の絵とタイトルと紙の質感がどれもぴったりときていることが嬉しくて、購入して帰った。
ネットでも簡単に本が手に入る世の中だけど、久しぶりに本屋さんをうろつく楽しみを味わった。

c0133854_20394490.jpg


短編集なので、毎晩寝る前に1話ずつ、というより、いっぺんに読んでしまうのがもったいないので1話だけ、と決めて読んでいる。ビターチョコレートを一粒ずつ味わうように。
[PR]
by tomo_kodama | 2016-11-06 20:42 | 本を読む
「103歳、ひとりで生きる作法」篠田桃紅
先日、阪急百貨店での「篠田桃紅展 人生は一本の線」を見てきて、早速篠田さんの著書を読む。
篠田さんは現在104歳。現役の画家。

私は今年40になった。40になったとき、人生折り返し地点に来てしまったなぁと思った。
あと40年しかない、、、と。

でも、違うのだ。
篠田さんみたいに、100歳を超えても現役でいられれば、40歳なんてまだまだひよっこだ。

そう思ったら、心がすこし軽くなった。

c0133854_2154826.jpg

[PR]
by tomo_kodama | 2016-10-12 21:54 | 本を読む
「翻訳できない世界のことば」 前田まゆみ 訳
本屋さんにて、ジャケ買い。

自称言葉好きな私にとっては、ワクワクする内容。

例えば、”SAMAR” (サマル)というアラビア語は”日が暮れたあと、遅くまで夜更かしして、友達と楽しく過ごすこと” なんだそうな。

全部で108個の単語が取り上げられているが、いちいちその言葉にまつわる想像が広がってゆく。

あー、なんか新しい言葉に挑戦したくなってきた。

c0133854_20592257.jpg

[PR]
by tomo_kodama | 2016-10-03 21:10 | 本を読む
「じゃがたらぶみ 他9篇」 川上澄生全集 第2巻
うわーこれ、全部大人買いしたい、っと友人が言うので、どれどれを覗き込んでみると、それは川上澄生さんと言う方の版画作品の文庫版だった。

確かに、どれも欲しくなってしまったのだが、迷った末に選んだのが第2巻の「じゃがたらぶみ」
帯の言葉をそのまま借りて「ロマンとペーソスに満ちた」版画の作品集。文庫なので、一枚一枚の版画は小さいいけれど、十分に楽しめる。

よくよく思い出してみると、随分前の自分のメモ、行きたい美術館リストに、「川上澄生美術館」と書かれており、なんだか繋がりを感じる。どうやら、この美術館も素敵なところらしい。

この全集を大人買いしたい、という友人のセンスにも、ニヤリとした気持ちにさせられた。

そして、この本を見つけたのは、箕面にある小さいけれど素敵な古本とお茶のお店、”CHA no Maー茶の間ー/TOKO no Ma-床の間-”

c0133854_2245298.jpg

[PR]
by tomo_kodama | 2016-06-15 22:06 | 本を読む