天気もよかったので、伊丹の美術館へ三沢厚彦さんの木彫りの動物たちに会いに行く。
沢山の動物たちのなかから、1匹だけ持ち帰ってもいいよ、といわれたら、どれにしようか、と
思いながらながめる。
マントヒヒ、もしくはシロクマ。
たとえばマントヒヒが、帰ったら家にいて、わたしをまっていてくれる。
ねぇ、ねぇ、聞いてよ、とわたしは帰るなり、彼の横に座って、その日一日の報告を軽くする。
たとえばシロクマが、帰ったら家にいたら、酔って帰った晩には、ハグ~、とかいいながら、きっと抱きつくことだろう。
そうゆう想像力ってけっこう旺盛なわたしだ。
そして三沢さん自信もギャラリートークでいらっしゃっていて、お目にかかることができた。
無精ひげ、伸びている髪の毛、う~ん、タイプだ。オレはアーティストだぜ、というオーラが全然なくて、お目にかかれてよかった、と思う。
それで、三沢さんがチェーンソーで犬の形をかたどっているのを、真近にみていたら、自分でもいろいろ作りたくなって、さっさと帰ってきた。
自分が、「とっても健全な精神状態」であるような気がして、よい気分。
えいやっ、と出かけてよかった。