先日のバティック教室から―
夏前から少しずつ進めてきた作業も、終盤にさしかかり最後の工程「脱ロウ」の作業。
今回は、草木の重ね染めだったので有機溶剤を使ってロウを落としました。
脱ロウはバティックの工程のなかでも、クライマックス。ロウで覆い尽くされ、ごてごての厚みを持っている布から、一枚の風に吹かれる布に戻してゆく工程。
期待通りか、否か、どきどきする作業です。
結果、少し寒くなってから行った染めにもかかわらず、ロウが割れることもなく、きれいに染まっていました。外気が下がり水が冷たくなってからは、ロウが割れることも多々ありますが、今回は皆無。使用しているロウに粘りがあるのでしょうか。
柔らかい色の重ね染めで、一足先に春を先取るかのような、ほんわり、やさしいバティックになりました。
さぁ、私も作りかけのものを新しい年までに仕上げてしまおう。