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バティックとその周辺
本を読むのにふさわしい場所
朝から雨。迷うことなく今日は電車通勤。駅まで歩いたり、乗り換えたりするのが億劫だな、と思うけれど、おととい図書館で借りてきたばかりの本もあることだし、通勤時間は読書の時間だ、ということで3冊借りた内の1冊、川上弘美さんの本を持って家を出た。彼女の「東京日記」の第3弾。好きな作家のまだ読んでいない本を図書館で見つけると、もう、かなりうれしい気分になる。

込み合う電車、でも今朝は本を広げるスペースが確保できた。雨傘の柄にかばんの持ち手を引っ掛けてそれを左手で支え、右手に本を持って立ったまま読書。途中、くすっと笑えるくだりがあったりして、でも「これは通勤時間に読む本だろうか?」とちょっと思った。「赤いパンツを2枚買った」の話しのところなんか、心なし本を閉じ気味にして、でも結局途中で読書を中断することなく目的の駅についてしまった。

本にはそれぞれ読むにふさわしい場、というのがあると思っていて、そのことを最近特に意識する。
ほとんど事実、ちょっとウソの混じった、文字が大きくて、文章も短くて、ページのほとんどが白いこの東京日記は、ほんとは夕御飯の後、台所の片付けをする前にちょこちょこっと読むのがいいな。寝る前に布団に寝転んで読む、とも違うし、部屋の奥のソファに座って読む、でもなく台所のテーブルがしっくりくる。食べた後のお皿を脇によけて。もしかしたら、川上さんも台所のテーブルでこの原稿を書いたのかしら?

読みたかった本が図書館で借りられて、自分の空間に持ち込んで楽しめる、というのは幸せなことだな。学生時代にインドネシアに行っていたとき、国立大学の図書館なのに、蔵書も管理も良くなくて、市立の図書館では本を持ち出すこともできなくて、ひどくがっかりしたことを思い出した。
by tomo_kodama | 2011-07-07 22:33 | 本を読む
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