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バティックとその周辺
ヤモリ君
作業部屋から向かいの家の2階の窓が見える。夜はずっと明かりをつけたままのその部屋の窓に、はっきりとへばりついているものが見える。
  
  ヤモリ君、うわきしてるやん。
  なんでウチじゃなくて、向かいのお家なん?
  
  しばらく私のウチに姿をみせないと思ったら、あんなところにおるやんか。

そこでしばし考える。あの、お向かいの2階のヤモリ君はウチの台所のヤモリ君と同一人物(同一ヤモリ?)なのかどうか。考えた末、やはり同一だ、という気がしてくる。

そして私は、ウチの台所じゃなくて、お向かいの2階の窓にヤモリ君がいるのを発見してなんだかがっかりしている。がっかりする理由が自分でもよくわからんが、でも見上げた向かいの家の窓にヤモリ君をみかけると、ちぇウチじゃないのか、という気分になるのだ。

そんながっかりに気づいたわけはなかろうが、この間は久々に台所の窓にヤモリ君が。おーおー、お帰り、という気分。
しかし、網戸とガラス窓の間にいるようで、この子ちゃんと外に出られるのだろうか?と、その白い腹を見ながら思う。ついでに、その腹がぷっくりとしているので、串焼きにしたらおいしいだろうか?などとも思う。

いろいろ思ったついでに、インドネシアに居たころ、当時住んでいた家には常に数匹にヤモリが居たことも思いだした。住んでいた家だけじゃなくて、もういたるところにヤモリという小動物はいた。時々しめった柔らかものが上から落ちてきて、ひぇっ、と横っ飛びすることもあった。天井から落ちてしまうやつがいるのだ。

かわいくて、おいしそうなヤモリ君。
今日はお向かいの窓にもウチにも居ない。なんだか寂しいような気さえする。
by tomo_kodama | 2009-09-12 20:44 | その他
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