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バティックとその周辺
「賑わいを創出する図書館」吉成信夫
本好き、図書館好きで、岐阜県出身なのに、この本の事を知ったのはつい最近。

”開館9か月半で来館者100万人を達成した「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の冒険”
という副題がいささかキャッチーな文句だなぁ、と思いつつ読み始めると、
おもしろい、おもしろい。

まずはこの本の筆者の方の人生がおもしろい。
40歳で東京を離れ岩手県へ。それから岐阜市立図書館の館長として岐阜市へ。
館長としての採用が決まって即単身引っ越し。
当面の家財を車に積み、雪の積もる岩手から岐阜までやってきたら岐阜では桜が咲いていて、、、
そこの部分だけでもワクワクする。

着任後の図書館スタッフの意識改革に始まり、
地元の人たちと連携した活動、
子どものための司書講座や大人のための夜の講座などの様々な企画。
さぞかし大変なプロジェクトだったろうと思うが、もし岐阜市に住んでいたなら関わりたかった、とも思う。
だってこんな楽しいことある? 読んでいるとそう思わされる。

副題に”冒険”という言葉が入っているが、その通りの大冒険。
こんな図書館が近くにあったらなぁ。
そして自分の住む町の図書館の事を考える。

帰省の際にはぜひ寄ろう。

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# by tomo_kodama | 2025-12-02 20:29 | 本を読む
「優しい地獄」イリナ・グリゴレ
『雪国』を読んだ時「これだ」と思った。
私がしゃべりたい言葉はこれだ。
何か、何千年も探していたものを見つけた気がする。
自分の身体に合う言葉を。

これはこの本の帯に書かれている言葉。

本中のイリナさんの文章の抜粋。


この文章に非常におどろいた。

自分の母語以外のしゃべりたい言葉を探していた、という感覚におどろいた。

帯を読んで、この本は読まなければいけない、と即思った。


書かれている日本語は決して難解ではない。

一見さらっと読めるような気がしたけれど、そうでなかった。

ゆっくりかみ砕くように読んだ。それでも、まだ何かつかみきれていないような感覚が残る。


文中には彼女の専門分野の学者の名前や映像作品、映画や音楽や本など、わたしの知らないことがいろいろ出てくる。

それぞれを確認しながらもう一度読みたい。


そして、知ってるけど、ちゃんと知ってるとは言えないことーチェルノブイリ原発事故の事ーが出てきて、わたしはドキリとしている。

そうか、あの頃子どもだった人が今は大人になり、こうやって日本語で文章を書いていらっしゃる。


もっとこの方の文章を読みたい。




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# by tomo_kodama | 2025-11-27 20:39 | 本を読む
「始めから、終わりまで」刺繍とバティックの二人展

「始めから、終わりまで」刺繍とバティックの二人展」

日本刺繍で制作活動をされている飯島桃子さんとの二人展です。

開催日:2025年11月14日(金)〜17日(月)
時間:11:00~18:00
入場料:無料
場所:東京都中央区日本橋浜町2-5-1東洋浜町ビル3F 「きもの円居」さんの店舗にて
定休日:火曜・水曜
お問い合わせ:03-5623-9031
※営業時間:11:00~18:00

会期中、飯島さんと私のお話会を予定しております。
ご都合が合いましたら是非。


<飯島桃子×渡辺智子 お話会>

11/15(土)・16(日)両日共14:00〜

ご予約者様を優先といたします。

ご予約はお電話・メールにて

03-5623-9031

shop@madoi.co.jp

両日共、飯島さんの刺繍実演がございます。

なお、わたしの在店日は11/15(土)・16(日)となります。

「始めから、終わりまで」刺繍とバティックの二人展_c0133854_21194206.png




# by tomo_kodama | 2025-11-09 21:56 | バティック/もの作り
20年
昨日8月31日は区切りの日でした。
ちょうど20年務めた会社を退職したのです。

会社を辞め勤め人ではなくなる事、
生活が大きく変わる事、
それらへの感慨のようなものが、あまりにも無いことに、自分でもびっくりする。

約20年前の2004年、2年半勤た仕事を辞めた後、その1週間後には赤いバックパックに最低限の荷物をつめて旅に出た。

それから20年たって、仕事を辞めた私はやっぱり退職から1週間後に旅に出ようとしている。

根本的なところはちっとも変っていないようだ。
変わったのは、荷物をつめるのがバックパックではなく、タイヤの付いたちいさめのキャリーになったことくらい。
(でもそのキャリー、背負うこともできる。そこ重要)

少し旅に出て、今とは違う土地に旗を立てる。

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# by tomo_kodama | 2025-09-01 22:12 | その他
「旅の彼方」若菜晃子
好きすぎて、一度に読んでしまうのが嫌で、毎晩少しずつ読もうと枕元に置いた。
別の本がその上に積まれ、
また別の本がその上に積まれ、別の本がさらに積まれ、
時がたち、
枕元を整理しようと思って、
積読の本たちが一度本棚に収まり、
そして最近、若菜晃子さん著の旅の3部作の3作目「旅の彼方」を
また読んでなかったことに気が付いた。

何てこと!と、思う一方で、読む楽しみが思いがけず転がり出てきたようでうれしい。
短い文章で旅先でのささやかな出来事が書かれており、ささやかだけど、いとおしさを感じる。
ときどき妙に共感する言葉が出てきて、その文章の前後を何度も読み返したり。
私にとって、このシリーズは静かにゆっくり少しずつ読みたい本。
とても気持ちが落ち着く本。
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# by tomo_kodama | 2025-07-21 22:23 | 本を読む